台風10号、福岡県内に30日ごろ最接近か 事前の備えを

 福岡県の災害復旧・復興推進本部会議が8月26日に開かれた。強い台風10号が県内に接近する見込みであることから、服部誠太郎知事は事前の備えについて県民への呼びかけを行うよう部長らに訓示した。

28日から大雨のおそれ

 福岡管区気象台の同日午後4時45分の発表では、台風は発達しながら北上し、30日頃に県内に最も接近するとみられている。県内は28日から大雨となるおそれがあり、同日午後6時からの24時間雨量は多いところで200ミリ。同日に予想される最大風速は陸上で15メートルとなっている。

 この日の会議に参加した同気象台の担当者は「海水温が高く、台風の目や台風周辺の雨雲もしっかりしている。大雨、暴風、高波、高潮などの警戒をしておく必要がある」と説明した。

 服部知事は「農地や船、屋根などの修理修繕や点検は雨が降り出す前、風が吹き出す前に行うよう県民に呼びかけてほしい」と訓示。県は防災ホームページや防災アプリ「ふくおか防災ナビ・まもるくん」で注意喚起を行っている。


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