国土交通省は9月6日、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)専用のスマートインターチェンジ(IC)について、九州自動車道の久留米IC―広川IC間(約8キロ)に計画されている「久留米南スマートIC(仮称)」を新規事業化したと発表した。
スマートICは、ETCの搭載車が利用できる。福岡県久留米市や国土交通省九州地方整備局、県などでつくる地区協議会は7月、災害時の安定的な物流や人流の確保に必要として、実施計画案を承認し、市が国に計画を提出していた。
開通日は未定。事業決定を受け、今後、測量や設計、用地買収などが進められる予定という。久留米市の原口新五市長は「安定した物流の確保のほか、交通渋滞の緩和や、企業誘致の促進、雇用創出などにつながることを期待したい」と話した。
また、九州自動車道の古賀IC―福岡IC間の「新宮スマートIC(仮称)」については、新設を判断するための「準備段階調査」に着手すると発表された。