「八木山バイパス」9分短縮 篠栗―筑穂ICの4車線化で

 国土交通省と西日本高速道路は、福岡都市圏と筑豊地区を結ぶ国道201号八木山バイパス(13.3キロ)について、篠栗インターチェンジ(IC)(篠栗町)―筑穂IC(飯塚市)間5.7キロの4車線化で、平日ピーク時の所要時間が9分短縮したと発表した。

残り区間も2029年度までに

 朝夕の渋滞が課題となっていた同バイパスは、3月30日に同区間が4車線化された。7月29日に発表された交通状況の調査によると、午前7時台の所要時間は2023年10月に22分かかっていたが、2025年4月には13分に短縮された。物流業者への聞き取りでは「(通行の)時間が読めるようになった」などの声が聞かれた。

 また、4車線化に伴い中央分離帯が設置されて以降、正面衝突の事故による全面通行止めは発生しておらず、同社は「円滑な通行が確保できている」としている。同バイパスの残り区間は、29年度までに4車線化する方針。


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