学校跡に「うきはリバーキャンプ」誕生 初夏にはホタル

 福岡県うきは市浮羽町新川の姫治(ひめはる)小跡地を活用したキャンプ場「うきはリバーキャンプ」が4月12日、オープンした。

宿泊スペース20区画、道具の貸し出しも

 2018年3月に閉校した同小は山間部にあり、すぐそばを清流・隈上(くまのうえ)川が流れる。初夏には川辺をホタルが舞い、周辺には古いかやぶき民家の集落があり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。


姫治小跡地にオープンした「うきはリバーキャンプ」

 キャンプ場は敷地面積9567平方メートル。市が土地などを無償で貸し出し、キャンプ場企画運営会社「VILLAGE INC(ヴィレッジインク)」(静岡県三島市)と総合不動産業のタカラレーベン(東京都)が整備した。宿泊スペースは旧校庭の20区画で、体育倉庫を改装したセンターハウスでテントや椅子などのアウトドア用品を貸し出す。校舎や体育館などの活用策は今後、検討するという。

 記念イベントでは、権藤英樹市長が「地域に根付いてきた小学校が多くの皆さんに愛されるキャンプ場として復活することになり、うれしい」と語った。宿泊の予約は同キャンプ場のホームページから。


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