北九州市の老舗料亭「観山荘本館」が5月末で閉店へ
北九州市小倉北区片野の老舗料亭「観山荘本館」が、5月末で閉店することがわかった。コロナ禍以降に宴会利用が低迷し、経営が悪化していたという。
同館によると、創業は1954年。市民に祝い事や法事などの席で利用されてきた。しかし、コロナ禍以降は平日の利用を見込む企業の接待や歓送迎会が激減。週末に多い個人客だけでは経営を維持することが難しくなった。川畑勝人社長は「うちを使ってくれていた常連客に申し訳ない気持ちだ」と述べた。
同館は、同区三郎丸の「観山荘別館」や福岡市中央区の「桜坂観山荘」などを運営する「観山グループ」とは経営主体が異なり、同グループ店舗はこれまで通り営業する。