八女市「やめマップ」で防災・行政情報などがまるわかり!

 福岡県八女市は2025年度から、公開型地理情報システム「やめマップ」の本格運用を始めた。これまで窓口や電話で問い合わせが必要だった地図情報や行政情報などを、スマートフォンなどを使って市のホームページ上の地図から自由に閲覧できる。


運用が始まった「やめマップ」(八女市提供)

 公開されるのは、防災ハザードマップ(土砂災害・浸水想定区域、避難所)や河川カメラなどの防災情報のほか、図書館や学校など公共施設の情報、キャッシュレス商品券を利用できる店の場所や、選挙時の投票所の場所など。これまでは来庁して確認する必要があった市道路線網図や埋蔵文化財包蔵地といった業者向けの情報も、スマホやパソコンなどで確認できる。

 編集は市職員が担当しており、移動図書館の位置情報もリアルタイムで表示している。年度内には、観光施設や文化施設などのイベント情報や、自動体外式除細動器(AED)の場所なども加えていくという。

 4月上旬に開いた記者会見で、簑原悠太朗市長は「市役所全部局で活用できるツールなので、今後のコンテンツも全庁挙げて増やしていきたい」と話した。


advertisement

この記事をシェアする