福岡市地下鉄4000系にローレル賞 19年ぶり3度目の受賞

 全国の鉄道ファンで組織する「鉄道友の会」(本部・東京)は、優れたデザインや性能を持つ鉄道車両に贈る「ローレル賞」に、2025年は福岡市地下鉄空港線・箱崎線の新型車両・4000系を選定した。市地下鉄では06年の七隈線3000系以来、19年ぶり3度目の受賞となる。


ローレル賞を受賞した新型車両の4000系(画像はいずれも福岡市交通局提供)

 4000系は、24年11月に運行を開始した。車体にはブルーのラインを配し、その見た目から「青い食パン」とも呼ばれている。車内は、荷棚や仕切り戸などにガラスを使い、見通しが良く開放的な空間となっている。また、各車両に優先スペースを設け、6号車には子ども連れや大きな荷物を持った人が利用しやすいようにフリースペースも設置している。


車両の6号車に設置されているフリースペース

 ローレル賞では、機器類にも最新技術を積極的に採用しているとして、「新たなデザイン、技術をバランスよく搭載し、乗客の快適性に最大限配慮した次世代の車両」と高く評価された。


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