小中学校の給食費を10月から無償化へ　中間市が発表

　福岡県中間市は8月25日、10月から小中学校の給食費を無償化する事業費など11億2500万円を追加する今年度一般会計補正予算案を発表した。6月に市長選が行われたため当初予算は骨格予算として編成され、補正後の総額は前年度当初比10・71％増の203億3000万円となる。9月2日開会の市議会定例会に提案する。

　市は給食費について当初予算では、2022年4月から値上げした分を負担するための2200万円を計上していた。補正案では10月から来年3月まで全額を負担するとして、8800万円を追加した。来年度以降は「状況を見て判断する」としている。

　このほか、市民会館(なかまハーモニーホール)の空調の改修やトイレの更新などに5億2900万円を計上。1996年度の開館以来、空調を更新しておらず、7月に指定避難所となったことから改修する。