開会式であいさつする加藤前財務相(右)
アジア太平洋地域の地方議員が意見交換する「アジア地方議員フォーラム福岡大会」が11月17日、福岡市で開かれた。福岡県が推進する、人と動物の健康、環境保全を一体的に考える「ワンヘルス」をテーマに議論が交わされた。
日本での開催は2018年の東京に次いで2回目。この日は同市のホテルで開かれ、全国の地方議員約130人のほか、フィリピンや台湾、ブラジルなどから計約50人の議員が参加した。
開会式では国会議員代表で加藤勝信・前財務相が登壇し、全国で相次ぐクマの被害を挙げ、「自然が破壊される中で一緒に生活せざるを得なくなり、動物から人へ感染するリスクも高まっている」と述べた。
世界獣医師会次期会長で福岡県議会の蔵内勇夫議長の基調講演もあり、県のワンヘルス普及の取り組みを紹介。「(人口が密集する)アジアは人獣共通感染症が発生する可能性が高い。アジアこそワンヘルスが重要だ」と強調した。
大会は18日までで同日は太宰府天満宮などを視察する予定。
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