長崎県・五島列島の新上五島町など4市町の特産品が集結する「ながさき しまの物産展」が11月21~23日、福岡市・天神の天神地下街 1番街イベントコーナーで開催される。23日には、近くの新天町商店街で同町の養殖クロマグロを使った丼物などを提供する「上五島ごっつ祭(まつり)」も開かれ、天神で長崎の島の「うまかもん」を味わえる3日間となる。
五島うどんやアナゴ、スイーツも
物産展は新上五島町と五島、対馬、西海3市の商工会の主催で、4者が一堂に会するのは初めて。
会場では、4市町から16社が出店する。日本3大うどんの一つ「五島うどん」や、新鮮なトビウオ(アゴ)を使った干物、全国トップレベルの水揚げ量を誇る対馬のアナゴなどが用意され、郷土菓子のかんころ餅や豆ようかん、さざえ最中といったスイーツも販売される。
いずれも生産者が店頭に立ち、商品情報やおすすめの食べ方なども紹介する。同町商工会の担当者は、「長崎の島の特産品が集まる貴重な機会。島のおいしいものをぜひ味わってほしい」と話している。
マグロの解体ショーやVR体験も
「上五島ごっつ祭」は、新上五島町の養殖クロマグロが3月、長崎県の「推し魚」第1号に認定されたことを受け、認知をさらに広げようと同町観光物産協会などが初めて開催する。会場の交流文化創造拠点「HiRaKu」では、午後4時から60キロ超のクロマグロの解体ショーがあり、その場で「生まぐろ丼」(1000円、限定100食)を提供する。
会場では、焼酎や塩、乾燥あおさなど地元産品の販売のほか、町内の風景を楽しめるVR体験や、島で行きたい場所や食べたいものを自分でアレンジできる旅のパンフレット作り、博多港から新上五島町に行くフェリーのチケットなどが当たる抽選会も行われる。
同協会の担当者は、「新上五島町は博多港からすぐ行ける場所にある。会場で島の魅力を知ってもらい、次の旅先に選んでもらえたら」としている。
■「ながさき しまの物産展」
日 時:2025年11月21日(金)~23日(日・祝)
時 間:11時~19時(23日は18時まで)
場 所:天神地下街1番街イベントコーナー
入場料:無料
問い合わせ:新上五島町商工会(0959-52-2446)
■上五島ごっつ祭
日 時:2025年11月23日(日・祝)
時 間:11時~20時(※マグロ解体ショーは16時から。マグロ丼の整理券は15時から配布予定)
場 所:交流文化創造拠点HiRaKu(福岡市中央区天神2-8-227新天町南通り)
入場料:無料
問い合わせ:新上五島町観光物産協会(0959-42-0964)







