【鹿児島】鹿屋航空基地を開放 ブルーインパルス飛行も

 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)を一般開放する「エアーメモリアル in かのや」が4月28日に開かれる。同基地の開隊70周年を記念し、航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」による航空ショーも行われる。入場無料。


10年前に行われたブルーインパルスの飛行展示


 ブルーインパルスの参加は2014年以来。同日午後1時半から、滑走路上の低空飛行や旋回などの曲技飛行を行う。山口県下関市の海自小月航空基地の指導官で編成する飛行隊「ホワイトアローズ」も初めて参加する。

 地上での展示を含めて見学できる機体は、自衛隊機や米軍の哨戒機など計16機種、数十機にのぼる見通し。フライトスーツを着用しての写真撮影やフライトシミュレーターの体験、管制塔の展望室の見学会などを予定している。

 午前8時開門。車での来場は不可。周辺5か所に臨時駐車場を設け、シャトルバス(往復・大人500円、小学生300円)を運行する。問い合わせは、実行委員会事務局(0994ー42ー6690)へ。

催しの一部を中止

 海上自衛隊鹿屋航空基地で4月28日に開かれる「エアーメモリアル in かのや」について、鹿屋市や地元経済界などで作る実行委員会は、イベントの一部を中止すると発表した。海自の哨戒ヘリコプターの墜落事故を受けた措置。
 発表によると、中止するのは、事故機と同機種「SH60K」の地上展示と飛行展示、フライトシミュレーター体験、着水脱出訓練装置や修理工場の見学。P1哨戒機の飛行展示は、行方不明者の捜索のため1機に減る見込み。
 ヘリの事故後、同基地と実行委が協議した結果、同基地の開隊70周年の節目で開催を心待ちにする市民も多いことから実施を決めた。航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」や海自小月航空基地の飛行隊「ホワイトアローズ」は予定通り飛来する。
 問い合わせは、実行委事務局(0994ー42ー6690)へ。


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