【宮崎】シイタケ味わう「森の駅」 都城市にオープン!

 シイタケを使った料理などを楽しめるレストランやカフェを備え、特産品も買える「森の駅 NATSUO(なつお)」が6月30日、宮崎県都城市夏尾町の山あいに開業した。運営するのはシイタケの生産、加工、販売などを手がける地元の農事組合法人「ECOマッシュ」。多目的トイレや授乳室も完備しており、法人は「地域の発展につながる店舗に育てたい」としている。

地元の農事法人「地域の発展に」


手作りのスイーツやコーヒーなどを紹介するカフェのスタッフ

 2009年に設立された同法人では9年ほど前から、約65人の従業員の福利厚生施設として食堂を設けることを計画してきた。一方で、法人で手がけるシイタケを使った料理を食べる施設はないかとの市民からの問い合わせもあった。地域にはシイタケ料理が食べられる店舗や休憩所が少ないこともあり、地域貢献の一環として、一般客も利用できる「森の駅 NATSUO」を設けることにした。

 整備したのは法人の工場などの隣接地で、床面積は約400平方メートル。白を基調とした造りで天井が高く、ゆったりとした空間を実現しており、約70人が入ることができる。

レストランやカフェ


白を基調に、ゆったりとした雰囲気の店内

 午前11時半~午後2時と午後5~8時に営業するレストラン「人時(ひととき)」では、シイタケ料理やチキン南蛮定食などを用意。店名には「人と時間を大切にする」との意味を込めた。

 カフェ「REAMU(リアム)」は午後2~6時に営業し、手作りの焼き菓子などのスイーツ、菓子類に合う味わいの異なるコーヒーも提供する。店名には「繰り返し(リピート)来てもらう」などの意味を込めた。

 カフェスタッフの一人は「接客にもこだわり、楽しい時間を過ごしてもらいたい」と笑顔で話す。法人の瀬口雅文理事長は「地域になかった施設で、みんなが喜ぶ施設でありたい」と話している。

 月曜定休(7月1日は除く)。問い合わせは同店舗(0986-45-5388)へ。


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