【佐賀】「九年庵」徐々に秋色に 11月15日から一般公開
紅葉の名所として知られる佐賀県神埼市の国指定名勝「九年庵(くねんあん)」で、モミジが色づき始めた。11月12日に園内が報道機関向けに公開された。色づきは3~4分程度で、15日からの一般公開後には赤みが増す見通し。
九年庵は県出身の実業家・伊丹弥太郎が1892年に建てた別邸で、名称は、庭園が1900年から9年かけて整備されたことに由来する。約6800平方メートルの庭には、イロハモミジやツツジなど約60種700本が植えられ、春と秋に一般公開している。
県政策部によると、別邸周辺を上から眺めることができる庭園内の高台約1000平方メートルが新たに開放され、公開範囲は例年の約3倍に広がるという。宮崎由希係長は「公開範囲が広がり、従来とは違う楽しみ方もできるので、たくさんの人に足を運んでほしい」と話している。
一般公開は23日まで。開園は午前8時~午後4時。高校生以上は入園に1000円が必要。