【宮崎】能登の逸品が集結! 宮崎山形屋で「のれん市」
石川県の名産グルメや伝統工芸品などを集めた恒例の「加賀百万石のれん市」が1月22日、宮崎市の宮崎山形屋新館5階大催場で始まった。2024年の能登半島地震や記録的大雨で被災した店を含む32事業者が出店し、自慢の逸品を販売している。28日まで。
被災した店など32事業者
能登町の漁港で水揚げされたイカの加工食品を販売する「和平商店」(石川県能登町)の浅井英輝さんは地震で被災し、24年ののれん市では宮崎に来ることができなかった。「能登はまだ復興途中で、地元では販売場所が限られる状況。郷土料理などを販売しているので、楽しんでもらいたい」と話した。
海産物や弁当を販売する「能登揚げ浜マルサカ」(石川県珠洲市)は地震で工場が被災し、避難先の金沢市で商品製造を続けている。同店の坂谷吉春さんは大雨で自宅も被災したといい、「能登は自然が宝でおいしいものがそろっている。お客様と話すことで元気をもらえるので、遊びに来てほしい」と、来場を心待ちにしていた。
会場では日本酒や和菓子、漆器なども販売されている。のれん市の営業時間は午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)。