多様性って美しい!九大発「ふくおか大昆虫展&大鉱物展」開催中
多彩な昆虫の世界を紹介する丸山准教授
記事 INDEX
- 福岡タワーで展示!
- 貴重な標本が一堂に
- 「美しさ」を堪能して
九州大学(福岡市)が所有する貴重な昆虫標本や鉱物標本の展示イベント「ふくおか大昆虫展&大鉱物展」が、福岡市早良区の福岡タワーで開かれています。ふだんは九大総合研究博物館の収蔵庫で保管されている貴重な標本を、8月25日まで公開。同館は「自然の多様性や美しさを感じてほしい」と来場を呼びかけています。
福岡タワーで展示!
同館とTNCプロジェクト(福岡市)が主催。2023年夏に実施した「ふくおか大昆虫展」では、約40日間でおよそ1万6000人が来場するほどの人気だったそうです。
今回は「大鉱物展」と合わせて企画。昆虫標本をテーマにした大規模な展示会は九州では珍しく、期間中に約2万人の来場が見込まれています。
貴重な標本が一堂に
昆虫展には、同館が所有する約400万点のコレクションから、選び抜いた約3000匹分の標本が登場しています。昆虫に関する本の編集・執筆でも知られる丸山宗利・九大准教授(昆虫学)が今回の展示を担当。クワガタなどの生体約20匹も見ることができます。
標本を傷める恐れもあるため展示することは少なく、今回のような広い会場でゆっくり見られるのは貴重な機会。丸山准教授は「美しさを感じるとともに、どうしてこういう姿をしているのかを考えながら見てもらえると、より深く楽しめると思います」と勧めています。
鉱物展では、同館が所蔵する鉱物・岩石・化石標本約26万点の中から約300点を展示。高さ30センチを超える水晶もあり、加藤萌助教(地学)は「大きな鉱物が多く、見応えがあります。自然の造形の美しさを感じてほしい」と話します。
「美しさ」を堪能して
開幕前日の7月24日に行われた開会式では、堀賀貴・九大総合研究博物館長が「『美しい』という感覚はAI(人工知能)にないもの。じっくり見ていただき、美しさを楽しんでほしい」とあいさつしました。
開会式とその後の内覧会には、中学生ながら270種超の昆虫をこれまでに採集し、コンテストでの受賞歴も複数ある福岡市立三宅中3年の樋口優斗(ゆうと)さんが特別ゲストとして参加。「同じ虫でも多彩な色があるなど、多様性を感じてもらい、興味を高めて生き物について学んでほしい」と話していました。
会期中は蚕の繭を使ったクラフト教室や昆虫をモチーフにしたキャンドルづくりなどのワークショップも計画されています。詳しくは公式サイトで。
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九州大学総合研究博物館では、標本の修復や収納環境の整備などを進めるため、クラウドファンディングを実施しています。1万円から寄付でき、オリジナルグッズなどの返礼品を用意。所蔵する標本の研究で、毎年多数の新種が見つかっているといい、丸山准教授は「知の財産を残すために、ぜひ協力してほしい」と呼びかけています。
「ふくおか大昆虫展&大鉱物展」開催概要
■会場
福岡タワー1F タワーホール1 (福岡市早良区百道浜2-3-26)
■会期
7月25日(土)~8月25日(火)
■時間
10:00~18:00 ※金・土曜と8月11日(火・祝)~16日(日)は19:00まで
■料金
【大昆虫展】一般1000円、4歳~高校生800円
【大鉱物展】一般1000円、4歳~高校生800円
【セット券】一般1600円、4歳~高校生1300円
※3歳以下は無料
▶詳しくは公式サイトで







