福岡発!こだわりのウスターソース 昭和初期から続く清川の「コックソース」

看板商品のクラシックコックソース

 コロッケ、焼きそば、カレーの隠し味に――。レトロな赤いラベルが目を引くウスターソース。福岡市中央区清川にある調味料メーカー「コックソース」は、1927年の創業時から無添加・自社製造にこだわり、多くの人に愛されてきました。ロングセラーの秘密を知りたくて、清川に足を運びました。


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コトコト、無添加ソース

 タマネギ、ショウガ、トマトなど地元で採れた野菜と果物をベースに、砂糖や醸造酢、スパイスを加えて仕上げる看板商品の「クラシックコックソース」。サラリとした中に、コクとスパイスのアクセントがしっかり感じられ、料理に合わせやすい一本です。


コックソース社長の今村隆虎さん


 無添加にこだわるのは、会社が掲げる「美味しく食べてヘルシーに」の理念に基づいているからです。本社に併設した工場で、ソースやケチャップ、たれ、ドレッシングなど100種類以上の製品を手がけてきました。


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レトロなラベルを復刻!

 訪ねた本社で、2代目社長の今村隆虎さんが創業当時の写真を見せてくれました。「昔はうちの煙突が一番高かったんだけど、高層ビルやマンションが増えたね」


創業間もない頃(提供:コックソース)

高い煙突が目印だった(提供:コックソース)


 ある日、倉庫の片づけをしていると昭和期に使用していたラベルが出てきたそうです。更紙にデザインされた文字は手書きの風合いが残り、温かみが感じられます。


倉庫から出てきたレトロなラベル

 右から左に流れる文字をよく見ると「精選セル優良品原料」「香気風味滋養共二優レ」の表記も。「いまは使えない表現だよね」と今村さんは笑いますが、より良いものを追求してきた会社の自信が表れているようでした。「創業から変わらない味を伝えられたら」と、当時のデザインを復刻したラベルを現在の商品に採用しました。


コックソースが手がける製品


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これからも地域とともに

 地域に根差した老舗の味わいを学ぼうと、近隣小学校の児童らが社会見学に訪れるそうです。事務所には子どもが手作りしたメッセージボードが飾られていました。


児童が寄せたお礼のメッセージボード

 福岡市やJA、企業や大学からも、商品開発の相談や依頼が寄せられるといいます。「大切なのは好奇心を持ち続けること。これからも地元の食材を使って、新しい味づくりに取り組んでいきたいですね」と今村さんは話します。

 地域とともにした足跡を大切にしながら、変化と挑戦を楽しむ姿勢を感じました。


かつての半分の高さになったという煙突

クラシックコックソース(200ml)
<価格>
410円(税込み)
<取り扱い店>
コックソース、博多阪急、博多じょうもんさん(花畑・曰佐・入部・福重・周船寺)、逸品百彩、ボンラパス(高宮・百道・花畑・薬院六ツ角・六本松トレゾ)、ハローデイ(ブランチ博多店)ほか 


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