広がる電子図書館 福岡市電子図書館が3月3日にスタート
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- スマホやタブレットで
- いつでも借りられ、返却忘れもなし
- 県内でも広がる電子図書館
福岡市は3月3日、インターネット経由で電子書籍を無料で借りられる福岡市電子図書館を開設しました。電子書籍はスマートフォンやタブレット端末、パソコンで読むことができます。福岡県内では、宗像市や春日市、県立図書館などでも電子図書館のサービスが始まっており、コロナ禍を背景に広がりを見せています。
いつでも借りられ、返却忘れもなし
福岡市電子図書館には、小説や絵本、実用書など約7000冊が用意され、一部は音声読み上げ機能にも対応しています。利用は24時間いつでも可能です。
ただ、電子書籍といってもそこは図書館。貸し出し可能な冊数は書籍ごとに決まっています。読みたい本が「貸し出し中」になっていることもあります。
借りることができる書籍は3冊までで、貸出期間は2週間。期間が過ぎれば自動的に返却されるので、図書館でありがちな「返却し忘れ」もありません。書籍の予約は3冊まで可能です。
福岡市電子図書館の利用は、福岡市民のほか、市内に通勤・通学している人で「福岡市総合図書館貸出カード」を持っていれば可能です。
県内でも広がる電子図書館
福岡県内でも電子図書館は増えています。福岡県立図書館は昨年10月、書店大手「紀伊國屋書店」が提供する電子書籍閲覧サービス「KinoDen」を導入。宗像市や田川市、春日市などでも電子図書館サービスが始まっています。
福岡市総合図書館は「時間や場所を気にせず本を借りることができるので、コロナ禍で人混みを避けたいときでも利用しやすくなっています。多くの市民が本に親しむ機会になれば」と話しています。