異国で暮らす苦悩 北九州で開かれたベトナム式法要で流れた涙

駐福岡ベトナム総領事が松崎さんに感謝

 在福岡ベトナム総領事館のヴー・ビン総領事も法要に参列しました。総領事はベトナム人技能実習生の問題に触れ、ベトナム人の心のよりどころとなる法要の開催を涙ながらに感謝。「日本に暮らすベトナム人は増えている。日本の文化やルールを知るきっかけにもなるので、こういう行事を応援していきたい」と語りました。


参列者に語りかけるヴー・ビン総領事(右)

松崎さん「困ったら、永明寺に来て」

 最後に、松崎さんが参列者に向けて語りかけました。

最近、ベトナムの話題を目にします。良い話題もあれば、悪い話題もあります。心を痛めているのが、来日したベトナム人が、日本人からとてもつらい目に遭わされているということです。弱い人を助けることを大切にしてきた日本人が、そのようなことをしていることを、私はとても悲しく思います。その日本人は、とても心が貧しいのです。その人もまた、かわいそうな人なのです。最近、日本にはそのような人が増えたように思います。もし、ここにいる人で、日本人にひどいことをされた人がいたら、心からお詫びします。トイ シン ローイ(ごめんなさい)。

メッセージを読み上げる松崎さん

 松崎さんはさらに続けます。

今日はこの永明寺に仲間が集まりました。いろんな人と話をして、たくさんの仲間をつくってください。そして、私もその仲間に入れてください。もし困ったことがあったら、永明寺に来てください。皆さんがベトナムに帰るとき、来日して良かったと思えることを願っています。

法要が終われば、またいつもの笑顔

 法要が終わると、参列者全員で昼食をとりました。記者もお堂で参列者と一緒に精進料理をいただきました。ベトナムの人たちは明るく友好的で、初対面の記者も「今度ベトナムに里帰りするから一緒に行こうよ」と誘われました。正直、これは普通に誘っているのではないかと思える自然な会話でした。食事と会話に夢中になり、写真を撮り損ねてしまいました。みな笑顔でした。


この日出された精進料理。米粉麺で、トッピングのナスの漬けものが美味だった





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