食の新名所「天神イナチカ」が4月29日オープン 人気店が新業態やコラボで競演

「天神イナチカ」の内部のイメージ

記事 INDEX

  • 「イナチカ」って?
  • 東京発の新業態店
  • 地元店のコラボも

 福岡市・天神のど真ん中に4月29日、新たな食の名所がオープンします。その名は「天神イナチカ」。再開発で登場した「天神ビジネスセンター」に、バラエティー豊かな12の飲食店が集結します。天神に出かける楽しみが、また一つ増えそうです。

「イナチカ」って?

 地上19階、地下2階の天神ビジネスセンターは、2021年秋に完成した真新しいオフィスビルです。開発したのは、キャナルシティ博多なども手がけた地場大手デベロッパー・福岡地所。福岡市が主導する再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の規制緩和が適用された第1号で、地上89メートルの高さがあります。


天神地区の中心部に立つ天神ビジネスセンター


 2階から上はオフィスゾーンで、通販大手ジャパネットホールディングス、西日本フィナンシャルホールディングスなどが拠点を置いています。一方、1階と地下2階は商業ゾーンとして整備が進められてきました。


「天神イナチカ」のロゴ

 今回、地下2階が飲食ゾーンの天神イナチカとしてオープンします。一帯がかつて「因幡町」と呼ばれていたことから、「イナチカ」と命名されました。


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東京発の新業態店

 天神イナチカには、東京の有名店や旬の食材を楽しめる地元の人気店など12店が並びます。

 九州初出店は4店。「おいしいパスタ」(パスタ)と「o/sio FUKUOKA」(カジュアルイタリアン)はいずれも東京・代々木上原のミシュラン星付きレストラン「sio」のオーナーシェフが手がける店で、おいしいパスタは新しい業態です。


飲食ゾーンのエントランスのイメージ

 「勝手場ごった」(肉炉端、ビストロ、ワインバル)と「Pinseria Disco」(生ハム、ピザ、イタリア料理)も、東京の有名店が新業態として営業します。


地元店のコラボも

 地元の8店も多彩なグルメを提供します。

侑久上海 THE BUND(中華)
 福岡市・天神の親不孝通りに本店を置く本格中国料理店「侑久上海」による新業態のバル。
ISOKAJI(鮮魚おでん炉端)
 魚料理で知られる「磯貝」と、人気屋台から生まれた店「かじしか」がコラボレーションして開発した博多おでんがメイン。
天ぷらと肴(さかな) うみの(天ぷら居酒屋)
 天神で「うみの食堂」を運営する会社による新業態店。福岡の果物のサワーも楽しめる。
鶏串煮込み しみる(鶏串煮込み、鶏だしおでん)
 こだわりの鶏だしで煮込んだ鶏串煮込みや野菜おでんなどを提供。
因幡町 一慶(博多郷土料理)
 いずれも福岡市内にある、和食店「なか尾」、あぶりもつ鍋発祥の「もつ鍋一慶」、うどん居酒屋「唄(うた)う稲穂」の名物料理が味わえる。
二○加屋長介(うどん居酒屋)
 幅広いメニューで「ちょい飲み、ガチ飲み、うどん飲み」などの多様なニーズに対応。
NUMBER SHOT(大衆酒場)
 大衆酒場のアテを中心にそろえ、一人でも気軽に利用できる。
天然とんこつラーメン専門店 一蘭(とんこつラーメン)
 周囲が区切られた「味集中カウンター」でおなじみの豚骨ラーメン店。


 イナチカのほか、4月29日にはイタリアン「DA BOCCIANO」が1階にオープンします。手がけるのは、イタリアの二つの大会で優勝した経験をもつ福岡育ちのシェフ。福岡の食材を中心に作るメニューなど「博多っ子イタリアン」を提供します。

 同ビルでは、世界的なアウトドアアパレルブランド「patagonia」が3月にオープンするなど、物販店も登場しています。グルメやショッピングを楽しみに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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