「そのおいしい!実は宗像」 食のイベントを2月末まで開催

宗像産品を使った料理

記事 INDEX

  • 「海の幸」「山の幸」の宝庫
  • 飲食店で消費者に発信!
  • シェフもほれ込む宗像産

 福岡県宗像市で生産された食材の魅力を発信するイベント「『そのおいしい!実は宗像』フェア2024」が1月26日から始まります。福岡市とその近郊、宗像市の飲食店計53店舗で、「食のまち宗像」を感じられる多彩な料理が2月29日まで味わえます。

「海の幸」「山の幸」の宝庫

 宗像市は水産物、農産物、畜産物、お酒といった食材の宝庫です。新鮮な魚や野菜が購入できる「道の駅むなかた」の売り上げは、九州の道の駅で12年連続(2011~22年)のナンバーワンに輝いています。


宗像市の生産者が育てた野菜


 玄界灘に面した宗像市。冬が旬のサワラは、宗像漁協が新ブランド「鐘崎さわら」として売り出しています。県内トップクラスの水揚げ量を誇るトラフグ「鐘崎天然ふく」や海藻「アカモク」など、様々な海の幸に恵まれています。


 農産物は米やサトイモ、ニンジン、タマネギ、小カブなどの野菜類から、フルーツのような甘さのミニトマト、ブランドイチゴ「博多あまおう」まで多様。畜産も盛んで、赤身が多く適度な霜降りの「むなかた牛」、柔らかな肉質の「むなかた鶏」が生産されています。地元食材のおいしい料理に合う日本酒や地ビールもそろいます。


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飲食店で消費者に発信!

 宗像産品のおいしさを飲食店で実感してもらおうと、宗像市が企画した今回のフェアには、福岡市や近郊の20店と宗像市内の33店が参加します。福岡市や近郊の各店は、宗像産品のオリジナルメニューを提供。宗像市内からは、地元食材にこだわりを持つ店舗が参加します。


2月29日までのグルメイベントで宗像の食材をPR


 フレンチ&イタリアンの「ビストロ シュン」(福岡市早良区)は、「鐘崎さわらのムニエルと色とりどりの宗像野菜 タイムの香り」を用意しました。脂がのったサワラをメインに、旬の野菜もたっぷり使います。


「鐘崎さわらのムニエルと色とりどりの宗像野菜 タイムの香り」


 和食の「割烹 むら川」(福岡市中央区)では、むなかた牛の「大和煮仕立て」が味わえます。昔ながらの大和煮を焼き物にアレンジして、むなかた牛の本来の甘みを逃さないよう、ほどよくあぶっています。


むなかた牛の「大和煮仕立て」


 デザートも楽しめます。「トナリノマルシェ呉服町店」(福岡市博多区)は、博多あまおうをふんだんにトッピングした「宗像産のいちごをたっぷり使った旬のくだものパフェ」を提供します。


「宗像産のいちごをたっぷり使った旬のくだものパフェ」


シェフもほれ込む宗像産


 フェア開幕を前に1月23日、一般応募の50人を招いたイベントが宗像市内で開かれました。同市にゆかりのあるシェフ5人が、宗像産の食材による前菜2品、魚料理、肉料理、デザートを分担して作り、この日だけの特別コース料理を披露しました。


フェアを前に行われたイベント


 5人のシェフは宗像産品の魅力についても語りました。イタリア料理店「ルナピエーナ」(大野城市)のオーナーシェフ・中根一也さんは「鐘崎さわら」やフルーツトマトを用いたアクアパッツァを調理。「宗像には一生懸命な若い生産者が多く、良い物がたくさんある」と話しました。


宗像産品の魅力を語る中根さん(中央)ら5人のシェフ


 イベントには地元の生産者も出席。えいしんファーム(宗像市)の竹下英臣さんは「自分が育てた白菜を料理に使ってもらいました。いろいろな料理を通して生産者の思いを広めてもらえるのでありがたい」と話していました。


中根さんが調理した魚料理(左)と、竹下さんが生産した白菜を用いた前菜


 フェアの詳細は特設サイト公式インスタグラムで確認できます。宗像市産業振興部の市場志郎部長は「多くの店舗を巡って『食のまち宗像』の魅力を新発見、再発見してください」とPRしています。


フェアに参加する店舗


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