福岡県の”よかとこ”巡るバスツアー 「よかバス」運行中!

福岡の食、歴史や伝統文化、自然などを楽しむバスツアー「よかバス」

 福岡県内の観光スポットを周遊するバスツアー「よかバス」が人気です。グルメや絶景、歴史・文化、レジャー体験など多彩なコースをそろえています。新緑を揺らす風が心地よい季節になり、大型連休も近づいてきました。県内の魅力を新発見する日帰り旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

50コース300本以上!

 「全国からの観光客はもちろん、県民の皆さまにも利用いただき、まだまだ知らない各地の魅力を知っていただきたい」。4月9日の定例記者会見で福岡県の服部誠太郎知事が呼びかけました。

 よかバスは、福岡、大分県で4~6月に展開する大型観光企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」の一環として、福岡県が考えた新しいブランドです。DC期間中、旅行各社がツアーを組み、計50コース300本以上のバスが走ります。


様々な周遊コースを紹介する「よかバス」のサイト

 福岡県の事務局などによると、県内の観光はこれまで「昼に楽しむ場所が少ない」「各地を回りたいけど交通の便が悪い」といった声が寄せられていたそうです。交通網が整備されている福岡市や北九州市とその周辺に旅行客が集中し、地方の観光スポットにどうやって足を延ばしてもらうかが課題になっていました。

 そこで県は、DCに合わせて周遊バスを企画し、旅行各社が組んだツアーを簡単に調べられるサイトをつくりました。サイトには、豊前海に面した京築、棚田や茶畑が広がる筑後、炭鉱で栄えた筑豊など、各地域の風土や歴史を感じられる様々な日帰りプランを掲載しています。


定例会見で「よかバス」をPRする服部知事(福岡県公式YouTubeチャンネルより)

 福岡県は、東京観光の象徴「はとバス」のように、よかバスが旅行者の足として定着していくことを目指しています。服部知事は、DC終了後も季節ごとにおすすめのツアーを企画するなどして、よかバス事業を継続したいとの考えを示しています。

サイトで簡単に予約

 よかバスのサイトでは、「出発地」や「出発日」「テーマ」「観光地」の項目で条件を絞り込み、自分に合いそうなツアーを検索することができます。


ツアーの検索画面。テーマや行きたい観光地などで絞り込める

 例えば「観光地」では、太宰府天満宮、朝倉の三連水車、つづら棚田、英彦山神宮といった候補がいくつも出てきます。「テーマ」で調べると、グルメ、レジャー体験、歴史・世界遺産などのジャンルからツアーを探せます。


旅のテーマを決めてから調べることも

 事務局によると、5月は久留米市の石橋文化センターで行われる「春のバラフェア」などを巡るコースがオススメとのこと。約400種2600株のバラを鑑賞した後、大牟田市の三井港倶楽部でフレンチのフルコースの昼食を堪能し、八女市のワイナリーや製茶工場を見学します。バス旅なので、試飲を楽しみながらワインを購入できます。


「春のバラフェア」を巡るコースの紹介画面

 希望に合うツアーが見つかれば、よかバスのサイトから、各旅行会社が運営する予約サイトに移動して申し込みができます。

 バスは博多駅や小倉駅などの主要ターミナル、各地の駅前などから出発します。ツアーはほぼ毎日予定されており、気軽に旅の計画を立てられそうです。服部知事は「よか食べ物、よかお酒を楽しんで、やっぱ福岡よかとこやったねと思っていただきたい」と話しています。


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