元サッカー選手がふるさとで作る「若松トマトカレーパン」がうまい!

記事 INDEX

  • 若松のトマトを使ったカレーパン
  • 食生活の大切さを知った選手時代
  • 自らの経験をいかして地元をPR!

 北九州市若松区は、豊かな自然とその環境で育った農産物でも知られる場所です。若松区花野路で週に3日だけ営業する小さな店「小春日和(こはるびより)」は、名産のトマトを使った「若松トマトカレーパン」を販売し、評判の味を求める人が市外からも訪れます。


広告

サッカーを通じて食に関心

 小春日和の代表・坂口勇貴さんは地元出身の元サッカー選手です。福岡の大学を卒業した後、地域リーグのデッツォーラ島根(中国リーグ)や三菱重工長崎SC(九州リーグ)で活躍しました。坂口さんが食に注目するようになったのは、地域リーグの選手になった頃だといいます。


週に3日だけ営業する店舗(提供:小春日和)


 「島根に加入した時、ベテラン選手たちが食生活にこだわっていて、飲み水ひとつにも気をつかっていました。アスリートにとってコンディションの維持に関わる食はとても重要だと注目し、自分なりにいろいろ調べて実践するようになりました」

 とはいえ、「仕事として食にかかわるつもりはなかった」という坂口さん。なぜ、パン屋さんになったのでしょうか?


パンを手にする坂口さん


 坂口さんは、高校進学で若松を離れてから、ふるさとの魅力を見つめなおすようになったといいます。ジャズの街、若戸大橋、本山雅志さんや宮原裕司さんら地元が輩出したプロサッカー選手――。自分も経験をいかして若松をさらにPRしたいと考えをめぐらせ、行き着いたテーマが、サッカーを通じて向き合うようになった食でした。


広告

"若松味"のカレーパンが誕生

 ふるさとの産品・若松トマトを使ったパン作りがスタートしました。試作を繰り返し、約1年かけて完成したパンは、油で揚げていることを感じさせない「さくっ」とした軽い食感で、トマトのほどよい酸味と甘みが広がるマイルドな辛さが特徴です。

 完成後すぐに、若松区の「JAかっぱの里」に持ち込んだところ、あっという間に完売し、近隣のスーパーやイベント会場でも販売されるようになりました。


試作を重ねた若松トマトカレーパン(提供:小春日和)

 2018年11月、現在地に店舗をオープン。2019年にはサッカー・ギラヴァンツ北九州のスタジアムグルメとして、ミクニワールドスタジアム(北九州市小倉北区)にも出店しました。PRのため、福岡県内各地で積極的に出張販売も行っています。


ミクスタにも出店した(提供:小春日和)


広告

ごまあんぱんも人気

 小春日和で販売しているのは、若松トマトカレーパンと「ごまあんぱん」の2種類。ごまあんぱんは、「カレーパンの後にもう一つ甘いパンも食べたい」という声から生まれました。小豆そのものの味わいを生かしたつぶあんと、最高のバランスでブレンドされた白、黒、金の3種のゴマの香ばしさが絶妙で、あんこが苦手な筆者も一気に食べてしまえる美味しさです。


ごまあんぱんと若松トマトカレーパン(提供:小春日和)


 坂口さんは「若松の自然と食、そしてサッカーは北九州市の素晴らしい資源。地元の人にもっと知ってほしいし、全国のみなさんにも伝えていきたい」と話します。児童福祉施設の訪問やイベント開催などサッカーの魅力を広める活動とともに、食を通じて地元・若松を盛り上げる挑戦が続きます。

 小春日和の商品は電話予約、配送注文のほか、パンの通販サイト「rebake(リベイク)」や「楽天市場」でも購入できます。また、北九州市外でも店頭で買い求めてもらえるよう、販路拡大を計画しているとのことです。


店舗名 小春日和
所在地 北九州市若松区花野路1-2-3
電話番号 093-742-5577
営業日・時間 木、金、土曜の10:00~15:00
(なくなり次第終了)

広告

この記事をシェアする

  • テアトルアカデミー
  • 読売旅行 行くばい!よか旅
  • 読売新聞 購読の申し込み
  • 西部読売育英奨学会 よみいく
  • ささっとーも読める読売新聞オンラインアプリのご紹介