千年樟の記憶とともに 春の太宰府天満宮で続く「くすかき」

巨大なクスをイメージして太宰府天満宮の境内に描かれたアート作品(360度カメラで撮影)

 朝7時。鳥のさえずりが聞こえる境内に、砂地を掻(か)く松葉ぼうきの音が響いた。やがて、クスノキの香りが漂う広場に現れたのは、落ち葉でできた直径20メートルほどの大きなアート作品だった。

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