大川市からの新提案「家具旅」 産地を巡って本物との出会いを
大川家具を紹介する公式サイトの「家具旅」特設ページ
「家具のまち」として知られる福岡県大川市が、旅行会社と連携して、好みの家具探しと観光を融合した新しい体験型の旅行プランを展開している。旅行前に「家具コンシェルジュ」と打ち合わせをし、製材所見学やショールーム巡りなど、自由に行程を組めるのが特徴。市の担当者は「ネットでテーブルやソファを買うことができる時代だが、旅を通じて本物の家具の良さを感じてほしい」としている。
行程はオーダーメイドで
旅行プラン「家具旅 大川バイヤーズトリップ」は、大川家具の良さを多くの人に知ってもらおうと、市が企画したシティープロモーション。市インテリア課には県内外から「大川で家具を買いたいが、どこに行けばいいのか」などの問い合わせも多く、JTBと連携して2025年度に事業化した。
市内の旅館に宿泊(食事付き)する1泊2日のプランの一例をみると、初日はショールームを巡り、家具工場を見学。昼食は地元産の料理が用意される。2日目は、職人やデザイナーの元を訪れ、オーダーする家具について打ち合わせをする。市内の移動とJR博多駅や福岡空港間の送迎は、貸し切りのタクシーを使う。このプランの料金は1人20万円(家具購入費は除く)ほどを見込む。
同課によると、市内の家具製造事業者は約80に上る。訪問先は、自身の好みや希望を家具コンシェルジュに伝えることで、プランをオーダーメイド化できる。家具コンシェルジュは市内の家具流通業者が担当する。
松重豊さんの動画も公開
プランの受け付けに合わせて12月から、県出身の俳優・松重豊さんが市内の家具工場や工房などを巡る動画「松重見聞録 大川編」もユーチューブで公開されている。
市インテリア課の石川真弓課長補佐は「デジタルでは味わえない木の香りを感じたり、触ったりして旅を楽しんでほしい。来年度は、カジュアルに楽しめるプランも検討したい」と話している。問い合わせは同課(0944-85-5570)へ。







