ソファが自在に進む、回る、止まる 木工のまち・大川から「ロボ家具」発進!

ウェブサイト「職人MADE大川家具」の特設ページ

記事 INDEX

  • 伝統×革新の"新提案"
  • 楽しみ方は自由自在
  • プレゼント企画も実施

 家具が自力で移動したり、回転したり――。そんな未来を予感させるソファを福岡県大川市の家具メーカーと福岡市のロボットメーカーが開発しました。その名も「ロボ家具」。インテリアのまち・大川をPRするウェブサイト「職人MADE大川家具」の特設ページで紹介しています。

伝統×革新の"新提案"

 大川市では、職人たちが誇りとこだわりを持って作る家具を広く知ってもらおうと、「職人MADE大川家具」のサイトなどで様々な情報を発信しています。これまでも、熟練の技をネコのために注ぎ込んだ「ネコ家具」を発表し、話題になりました。


サイトで紹介されている「ネコ家具」

 今回は、コロナ禍を受けた「おうち時間」の増加、モノをインターネットでつなぐ「IoT」の進展など、時代とライフスタイルの変化に対応できる家具を提案しようと企画。地元で70年以上の歴史を持つ老舗家具メーカー「丸庄」(大川市酒見)と、ロボットメーカーの「匠」(福岡市中央区)に開発を依頼しました。


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楽しみ方は自由自在

 「ロボ家具」に用いたのは、ひじ掛けの緩やかなカーブや目線を遮らない低い背もたれが特徴のソファと、普段は物流倉庫や工場で稼働する搬送用ロボット。ソファの幕板を床面から5ミリ高くするなどして、デザイン性とスムーズな動きを両立させたといいます。



 子どもたちの遊具になったり、ゆっくり動いてロマンチックな雰囲気を演出したりと、楽しみ方は自由自在。模様替えも簡単で、高齢者の暮らしもサポートできる"未来の家具"です。サイトでは、家具が動く様子を確認できる動画や、丸庄の担当者のインタビューなどを掲載して魅力をアピールしています。

プレゼント企画も実施

 一般販売の予定はありませんが、今回のロボ家具1台(ロボットはなし)を抽選でプレゼントする企画をTwitterで2月13日まで実施しています。

 大川市インテリア課の担当者は「今回の動画を通じて大川家具の認知度を高め、大川市全体の活性化につながることを期待しています」と話しています。


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