地域とのつながりの場に! 鳥飼八幡宮の神楽殿・弁財天宮が完成

完成した神楽殿で幽玄な舞を披露する巫女

 鳥飼八幡宮(福岡市中央区)で行われていた神楽殿の再建と弁財天宮の創建が完了し、2022年から進められてきた遷宮事業が終わりました。5月19日の春季大祭に合わせて、こけら落としが行われ、参列した地域住民らは弁財天宮を見学したり、真新しい神楽殿で披露された巫女(みこ)舞を楽しんだりしました。

足かけ5年の遷宮が完了

 約1800年の歴史を紡いできたとされる同宮は、福岡城を築いた黒田家とのゆかりがあり、縁結びや厄よけなどで知られます。一方で、近年はマルシェやカレーフェスティバルを催すなど、地域に開かれた神社でもあります。


神楽殿の舞台下に設けられた茶室

 22年に始まった遷宮では、205年ぶりとなる社殿の総建て替えが行われたほか、老朽化のため20年に取り壊していた神楽殿を、福岡県産ヒノキを用いた日本古来の数寄屋造りで再建。神楽殿の舞台下には茶室も設けました。総費用は約12億円で、巨石を生かした弁財天宮の新設、参道の整備も行いました。


創建された弁財天宮

「新たなスタートライン」

 19日の春季大祭では、神事に続いて、神楽殿で琴の演奏や福岡市の「田島神楽」が披露されました。巫女舞では、同宮と親交のある車山神社(長野県)の巫女が、大阪・関西万博で奉納した「とこしえの舞」などを披露。幽玄な舞に参列者らが見入っていました。


「とこしえの舞」を披露する車山神社の巫女

 山内圭司宮司は「(遷宮完了で)新たなスタートラインについた。茶室は住民や外国人旅行者らの体験の場として活用するなど、地域とのつながりを大事にしながら、今後も様々な文化を発信していきたい」と話しています。


総建て替えで2022年に完成した拝殿



advertisement

この記事をシェアする