八女茶と日本庭園を楽しむ和の空間「大濠テラス」が誕生

大濠公園に誕生した「大濠テラス 八女茶と日本庭園と。」

 福岡市中央区の大濠公園に9月2日、八女茶などを楽しめる和風建築のカフェ「大濠テラス 八女茶と日本庭園と。」がオープンしました。大濠公園の池や木々をながめながらくつろげる空間で、市民らの憩いの場に新たな魅力が加わりました。


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憩いの場に新たな魅力

 大濠テラスは、公園南側にある日本庭園の隣に建設された木造一部2階建ての開放的な施設です。福岡県が民間に施設整備を任せる「公募設置管理制度」により、飲食ができる施設の設置事業者を募っていました。


「八女アンサンブリューと旅するおいなり」

「だし玉子焼おぜん」


 施設内のカフェ「アンドローカルズ 大濠公園」では、八女茶、八女茶を使ったソフトクリームなどのデザート、福岡県産の食材を中心に用いたいなりずし、だし玉子焼といった食事が楽しめます。物販ブースでは、10グラムで3000円する八女茶の最高級ブランド「八女伝統本玉露」や、手頃な価格の八女茶、お酒、調味料など九州の生産者による様々な商品も販売しています。


様々な商品が並ぶ物販コーナー

 着物がレンタルできる「ヤマト ツナガリ ギャラリー 大濠公園」も併設されています。3時間3000円からの料金で、博多織の帯や久留米絣の着物などを借りることができます。


気軽にレンタルできる着物も


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公園南エリアもにぎやかに

 大濠公園の北エリアには「スターバックスコーヒー」やボートハウスなどの飲食施設が整備されており、南側のにぎわいを高めることが課題になっていました。大濠テラスのオープンに伴い、東側からしか入れなかった日本庭園に、テラス隣の西口からも入場できるようになりました。

 福岡県公園街路課の担当者は「テラスのオープンによって、観光資源としての日本庭園の魅力アップにつながれば」と期待を寄せます。


オープン初日は福岡県添田町の特産品も販売された

 施設の営業は9時~20時(11月までは9時~21時)で、月曜定休です。アンドローカルズの高倉朋子代表は「福岡で暮らしながら、福岡・九州の食材を楽しみたいと思っている人たちに、生産者の顔が見える食材を届けたい」と話しています。



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