藤井聡太竜王が17日、福岡市中央区谷の「QTnet将棋センター」を訪れ、福岡県内の小中高校生32人を指導した。
センターを運営する電気通信会社「QTnet」の依頼に応じ、「子ども将棋交流会」として実現。藤井竜王は、11のグループに分かれた参加者と一度に対戦する「多面指し」に臨んだ後、詰将棋の出題をしたり、記念撮影に応じたりした。
参加者を代表して花束を渡した福岡市立花畑小4年の川田容大(ようだい)君(10)は「対戦で鋭い手を指され、勉強になった」と満足そう。「憧れの人に会えてとてもうれしい。これからも活躍して、全タイトルを取ってほしい」と笑顔で話した。
終了後、藤井竜王は「おかげで元気をもらえた。これからも将棋を楽しんで続けてほしい」と語った。