旦過市場火災で再びクラウドファンディング 9月末まで

がれき撤去費など目標2000万円

 北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場付近で8月10日に発生した大規模火災を受け、同区の商店街などでつくる小倉中央商業連合会は24日、がれき撤去の費用などを募るクラウドファンディング(CF)を始めると発表した。4月の火災でもCFを行っており、今回は2000万円を目標に、26日から9月30日まで実施する。

 北九州銀行の関連会社「KAIKA」が運営する専用サイトで、1口1000円で受け付ける。同連合会の加盟店約300店舗には募金箱も設置する予定。

 同連合会によると、前回のCFでは約5540万円が集まり、がれき撤去費用などに充てられた。今月の火災では4月を上回る45店舗が被災し、現場には多くのがれきが残されたため、再びCFで費用を募ることにしたという。

 同連合会の瀬口裕章理事長は、旦過市場付近で2度の火災が起きたことに「(市民らの反応に)厳しい空気を感じている」と説明する一方、「今回の被害は前回以上なので、『がんばれ』というメッセージとともに、集まったお金を渡したい」と話した。


この記事をシェアする