クレカで「タッチ決済」実験 福岡市地下鉄が全駅に拡大へ

 3月27日に福岡市地下鉄七隈線天神南―博多駅間が延伸開業するのに合わせ、福岡市は1月10日、一部の駅で行っているクレジットカードの「タッチ決済」による運賃支払いの実証実験を、開業日から3路線の全36駅に拡大すると発表した。来年3月末までで、利用できるブランドも1社から6社に増やし、旅行者の利便性向上を目指す。

 市によると、タッチ決済は、対応するクレジットカードを自動改札機などに設置した専用端末にかざすだけで改札を通過でき、切符を購入する手間が省ける。市地下鉄では、昨年5月から天神など7駅に試験導入し、これまでに1日平均約340件の利用があったという。

 高島宗一郎市長は記者会見で「今年は世界水泳もあり、地下鉄の利用客も増える。本格導入も検討したい」と述べた。


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