美術館・博物館、小中学生は無料に 福岡県内の公立38か所

都道府県単位で全国初

 福岡県は2月13日、総額2兆1975億円の2023年度一般会計当初予算案を発表した。芸術教育を充実させるため、県内外の小中学生を対象に県立と市町村立の美術館や博物館の入場料を無償化する。都道府県単位では全国初としている。

 県によると、4月から来年3月まで、県立美術館(福岡市)や県青少年科学館(久留米市)、いのちのたび博物館(北九州市)など計38か所を対象に、特別展を除いて無償化する。関連経費として1億4000万円を計上した。

病児保育の無償化も

 このほか、子育て支援の強化に向けて「出産・子育て安心基金」を新設し、約120億円を確保した。新年度は所得制限を設けずに病児保育の利用料を無償化し、事実婚を含めて出産を希望する夫婦に対して不妊治療費の助成を行う。


advertisement

この記事をシェアする

  • 季刊誌SQUARE
  • テアトルアカデミー
  • 読売新聞 購読の申し込み
  • 西部読売育英奨学会 よみいく
  • ささっとーも読める読売新聞オンラインアプリのご紹介
  • 読売旅行 行くばい!よか旅