西日本鉄道(福岡市)は3月9日、福岡都市圏で路線バスの運行本数を減らすと発表した。市地下鉄七隈線の延伸(天神南―博多)との競合で利用減が見込まれる路線が中心で、全体の減便数は、平日で福岡地区の運行本数の約3%に当たる。25日のダイヤ改正から実施する。
地下鉄七隈線の延伸で
延伸関連の1日当たりの減便数は平日が112便で、七隈線茶山、金山、七隈駅沿線など市南西部と天神・博多駅方面を結ぶ路線の本数が計855便から84便減の771便となる。
さらに、天神と博多駅地区を循環する路線「キャナルシティライン」(平日は1日28便)を廃止する。
このほか、利用客が少ない午後8時以降の運行を取りやめ、最終便が最大20分ほど繰り上がる路線もあるという。
西鉄は今回の減便で、年3億6000万円のコスト削減を見込む。