田川市をインドIT副社長が表敬訪問 そのワケは

 インドに本社を置くグローバルIT企業「テックマヒンドラリミテッド」のスミット・グローバー副社長が3月23日、福岡県の田川市役所に二場公人市長を表敬訪問し、市との相互連携について話し合った。

DX推進へ協議


二場市長(右端)と意見交換するグローバー副社長(手前左)

 同社グループの日本法人と市は昨年12月、デジタル技術で業務の効率化や社会の変革を目指す「デジタルトランスフォーメーション(DX)」推進に向けた連携協定を結んでいる。

 23日は日本法人の幹部もグローバー副社長に同行し、同市での事業展開や相互協力の具体的な内容などについて、二場市長や市幹部らと協議を進めた。

 グローバー副社長は読売新聞の取材に対し、インターネット上の仮想空間「メタバース」や、最先端の情報通信技術を活用したまちづくり「スマートシティ」の技術を通じ、市との連携を深めたい考えを示した。具体的な分野として観光や教育の振興を挙げ、「テクノロジーと日本の経験知を融合させたい」と述べた。

 二場市長は「一緒にいろんな取り組みをしていきたい。DX推進のまちづくりをしっかりと進めたい」と語った。


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