JR九州は3月28日、福岡県添田町で、2017年の九州北部豪雨で被災した日田彦山線の不通区間などに導入するバス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」の一般道での試験走行を始めた。
同線は添田(添田町)―夜明(大分県日田市)間の29.2キロが不通となっている。同社や沿線自治体などはBRTでの復旧を決め、今夏から不通区間を含む添田―日田(同)の約40キロに電気バスとディーゼルバスを走らせる。彦山(添田町)―宝珠山(福岡県東峰村)の14.1キロはバス専用道で、残る区間は一般道を通る。
この日は電気バス1台が、添田から彦山までの一般道約8キロを3往復した。同社は「試験で車両の性能を確認するなど開業に向けて準備を進めたい」としている。