武者人形や甲冑、戦場絵巻も 飯塚で5月29日まで企画展

 男の子の健やかな成長を願う「端午の節句」(5月5日)に合わせ、武者人形や甲冑(かっちゅう)など約1000点を集めた企画展が、福岡県飯塚市幸袋の旧伊藤伝右衛門邸で開かれ、訪れた人たちの目を楽しませている。

旧伝右衛門邸で開催


安倍晴明らと鬼の対決を表現した展示

 同邸の本座敷約20畳には、人形204体と道具類363点が並んでいる。中でも目を引くのは、座敷戦場絵巻「百鬼退散」の展示。安倍晴明らが京都御所で鬼と対決する場面を表現している。鬼役になった人形の角はスタッフが手作業で取り付けたという。別の部屋では、戦国武将の兜(かぶと)当てクイズや、甲冑を着用したように見える写真を撮れるコーナーもある。

 企画展は5月28日まで。入館料は高校生以上310円、小中学生100円。土曜日は高校生以下無料。

 同時開催として、市歴史資料館や市庄内交流センターでも、五月人形などが展示されている。

 問い合わせは飯塚観光協会(0948-22-3511)へ。


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