天神を歩いて”億万長者”に!リアル「人生ゲーム」3月25、26日
記事 INDEX
- リアル人生ゲームとは
- ”収入”で豪華賞品を!
- 謎解きイベント各地で
福岡市・天神で、まちを歩きながら楽しむ「リアル人生ゲーム」が3月25、26日に開催されます。「まちあそび人生ゲームin天神」と銘打ち、各商業施設や商店街を巡る企画で、参加は無料。携わる西日本鉄道(福岡市)の担当者は「再開発が進む天神の“今”の魅力を体感してほしい」と願っています。
リアル人生ゲームとは
「人生ゲーム」は、ルーレットを回してマス目を進み、人生の様々なイベントを疑似体験しながら億万長者を目指すボードゲーム。今年で発売55周年を迎える、「タカラトミー」(東京)のロングセラー商品です。同社によると、まち歩きで人生ゲームをリアルに楽しむイベントは2013年から全国各地で開かれているとのことです。
今回は、天神エリアの7施設・1団体で実行委を組織。このうちソラリアプラザとソラリアステージの2施設を運営する西鉄は、2019年に西鉄大橋駅周辺で開かれた同様のイベントに参画。それも盛況で、にぎわい創出への手応えを感じたといいます。
天神では現在、福岡市の再開発促進策「天神ビッグバン」が進められ、天神コアやイムズといった商業施設が姿を消し、来街者の減少が指摘されています。そこで今回、にぎわいを呼び込もうと「まちあそび人生ゲーム」が企画されました。
”収入”で豪華賞品を!
今回のイベントには、西鉄の2施設のほか、大丸福岡天神店、イオンショッパーズ福岡、新天町商店街、天神地下街、福岡パルコなど15の施設や商店街が参加。各施設のランドマークやテナント前など、計31の”マス”が設けられる予定です。
参加者はボードゲームさながら、ルーレットで出た目に応じてマスを巡ります。
各マスには、様々なイベントやゲームも用意。詳細は調整中ですが、「けん玉やフラフープなど、老若男女が楽しめる内容」(西鉄の担当者)になるとのことです。
マスを進んだり、イベントをクリアしたりすると、専用の仮想通貨を獲得できます。人とのつながりを再認識し、大切にしてほしいとの思いを込め、仮想通貨の単位には「縁(えん)」の字を当てました。
獲得した「縁」の総額が上位になったチームには、各施設の商品券などの「豪華賞品」がプレゼントされます。
参加は事前申込制。専用の応募フォームで、2人以上のチームで申し込みます。小学生以下は保護者の同伴が必要。各日11時から1時間ごとに計6回の枠を設け、各回先着150チーム(計1800チーム)を受け付けます。応募多数のため、すでに締め切った回もあります。
謎解きイベント各地で
ゲームとまち歩きをかけ合わせたイベントは近年増えており、福岡県内では「謎解きゲーム」も開かれています。
リアル謎解きゲームin博多旧市街 海に浮かぶ都市博多
福岡市内で行われているのは、博多区を舞台とした「リアル謎解きゲームin博多旧市街 海に浮かぶ都市博多」です。
博多エクセルホテル東急(博多区)などがつくる委員会が主催。中世・日本で最大の貿易港湾都市と呼ばれた「博多旧市街」を舞台に、寺社や商店街などを巡り、歴史や伝統、文化を学べるストーリーです。
来年6月まで実施予定。使用するキット代として1500円が必要です。
飯塚市オンライン×リアル謎解きゲーム 旧伊藤伝右衛門邸に残された宝物を探せ!
飯塚市では「飯塚市オンライン×リアル謎解きゲーム」を開催中です。「旧伊藤伝右衛門邸に残された宝物を探せ!」をテーマに、3月15日まで行われます。
オンラインで旧伊藤邸など5か所、リアルでは同邸に加えてもう1か所を巡り、謎解きに挑戦します。オンライン版は無料ですが、リアル版では施設により入館料などが必要です。クリアすると、菓子の詰め合わせなどの賞品が抽選でもらえます。
同市を訪れた観光客は、2019年に139万人を数えましたが、コロナ禍に見舞われた21年には64万人と半分以下に減少。回復を目指す市が「気軽に遊べるオンラインから、実際のまち歩きにつなげられる」とみて企画したそうです。
市の担当者は「少しでも多くの方に楽しんでもらい、市内の魅力あるスポットを体感してほしい」と話しています。