自転車利用者のヘルメット着用が4月から努力義務化されたことを受け、福岡県吉富町はヘルメットを購入した町民に費用の半額(上限2000円)を補助する方針を決めた。6月6日開会の町議会定例会に提案した今年度一般会計補正予算案に事業費40万円を計上している。
2000円を上限に
補助の対象は今年3月以降、安全基準を満たしたヘルメットを購入した町民1人あたり1個。自転車通学する生徒ら100人分のほか、幼児から高齢者まで100人分を想定している。
領収書を紛失・破棄した場合は、使用しているヘルメットの写真と、購入店舗で販売している同じ製品の金額を撮影した写真などで申請できるようにする。
町未来まちづくり課は「自転車の事故では、頭部のけがが致命傷となる場合が多い。生活の足となっている自転車を安全に利用してもらえるよう、補助金でヘルメットの着用を後押ししたい」としている。