旦過青空市場ににぎわいを!九工大生らが“彩り”に協力

 昨年2度の大規模火災に見舞われた北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場一帯の火災跡地にオープンした「旦過青空市場」で6月24日、九州工業大の学生らがプレハブの仮設店舗に、紫色などの垂れ幕と、青や黄色などのフラッグを飾り付けた。

仮設店舗に垂れ幕とフラッグ


仮設店舗の側面に垂れ幕を取り付ける学生ら

 学生らは建物のリノベーションを通じたまちづくりなどを学んでおり、旦過市場の復興支援に協力している。今回は殺風景な旦過青空市場に彩りを加え、にぎわいを演出しようと取り組んだ。

 垂れ幕(縦約3メートル、横約3.6メートルなど)は学生がデザイン。多数の線で大きな波を表現し、味わいのある字体で「旦過青空市場」と記した。多数の店が並ぶ旦過市場をイメージしており、長屋型の仮設店舗の側面7か所に掲げた。フラッグは四角形(縦約0.4メートル、横約0.3メートル)の約50枚を軒下に連ねた。旦過市場商店街が4月に開いた催しで、買い物客らがナスやタマネギなどを材料に染めたものだ。


軒下に連ねられた色とりどりのフラッグ

 同大大学院1年の学生は「想像よりもきれいな飾り付けになって良かった。2度の火災で関係者は大変な思いをされていると思うが、少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と話していた。


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