福岡市の博多阪急で7月17日まで、紅茶や台湾茶など国内外57ブランドのお茶を集めた催事「ティーフェスティバル」が開かれている。ひときわ注目を集めるのが、高級日本茶をボトルに入れたボトリングティーで、グラス売りを楽しむ女性客らの姿があった。
1万7000円超のボトルも
ボトリングティーは、ワインのように茶の風味や香りを楽しめるのが人気で、フランス料理店などで提供されている。「ファウンドット」(東京)が出品した「NOT TEA SENCHA」は1本1万7280円(税込み)。八女茶の高級茶葉を低温で8時間以上かけて水出しし、濃厚なうまみと香りを引き出した。
煎茶のほか、ほうじ茶や和紅茶もあり、会場ではグラス(1杯990円)で飲める。ファウンドットの荻窪基也代表は「ぜいたくな時間にぴったりなお茶に仕上がった」と話していた。
ボトリングティーの人気は高まっており、5月の広島市での先進7か国首脳会議(G7サミット)で各国首脳らに静岡産・川根茶が振る舞われた。