被災者に車を貸し出し 久留米市など対象に 寄付も募る

 一般社団法人「日本カーシェアリング協会」(宮城県石巻市)は、福岡県久留米市などの被災者らを対象に、11月30日まで無料で車を貸し出すサービスを始めた。ただ、貸し出す車が不足しており、車の寄付も募っている。

100件近く申し込み

 同協会は東日本大震災をきっかけに発足し、各地の被災地で車を貸し出してきた。今回は、久留米市田主丸老人福祉センターで被災者や支援活動を行う団体に、乗用車や軽トラックなどを貸し出している。すでに100件近くの申し込みがあっているという。

 ただ、他の被災地でも車を提供しているため、今回の大雨の被災地向けに用意できる車両は35台にとどまっており、新たな車の寄付も募っている。車検付きで走行に支障がない車であれば、車種は問わない。吉沢武彦代表理事は「1台が被災者の生活再建を大きくバックアップするので、ご協力を」と呼びかけている。

 利用と寄付の申し込みは電話(050-5482-3677)とホームページで受け付けている。


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