博多街歩き、ARで楽しんで キャナル周辺を漫画で誘導

 福岡地所(福岡市)など3社は、福岡市博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」周辺を回遊してもらうため、8月の1か月間、AR(拡張現実)技術を活用した実証実験を行う。ルート上の目印をスマートフォンで読み込み、画面上に現れた漫画が次の目的地まで誘導する仕組み。キャナルシティだけでなく周辺施設も巡ってもらうのが目的だ。

捜し物のストーリー 英語版も


AR技術でスマホの画面上に現れる漫画(画像はいずれも福岡地所提供)

 コースは、キャナルシティ博多―櫛田神社と、市地下鉄・櫛田神社前駅―キャナルシティ博多の二つ。スタート地点のポスターのQRコードで専用サイトを開き、ルート上にある目印の建物などにカメラを向けると漫画が登場する。高校生が落とし物を捜すストーリーで、目印を順番通りに巡ると物語が完結する。訪日客向けに英語版も用意する。


カメラを向けると漫画が登場


 実証実験は福岡地所のほか、凸版印刷とAR開発の「パラン」が参加し、福岡市の支援事業として行う。福岡地所は「街を散策してもらい、新しい発見を楽しんでいただきたい」としている。


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