北九州市門司区の九州鉄道記念館で7月30日、開館20周年記念式典が開かれた。
同館は、明治時代に存在した「九州鉄道」の本社屋を活用して2003年8月に開館。本館では鉄道に関する資料や模型を楽しめるほか、屋外には蒸気機関車「C59型1号」や、国重要文化財の気動車「キハ07型41号」なども展示されている。JR九州によると、今年6月末までに延べ371万4638人が訪れたという。
長く愛される場所に
式典は「C59型1号」の前であり、武内和久市長が「市民、県民、インバウンド(訪日客)の方々が訪れてくれるように力を入れていく」とあいさつ。JR九州の古宮洋二社長は「30年、40年と愛していただける場所に」と述べた。
その後、関係者がくす玉を割って祝い、同館の上原茂美館長は「20周年は通過点。さらにブラッシュアップして多くの人に楽しんでもらえる施設にしたい」と話した。