県ワンヘルス啓発施設に認定 直方市の福智山ろく花公園

2023.08.14

 福岡県直方市永満寺の福智山ろく花公園が、県内で3か所目の「県ワンヘルス啓発施設」に認定された。


今年新設されたドッグラン

 ワンヘルスは、人と動物の健康、環境の健全性を一体的に守ろうという考え方。県は2021年施行の県ワンヘルス推進基本条例に基づいて今年度から、ワンヘルスを学び、体験できる施設を啓発施設として認定している。

人も動物も健康に

 花公園は市の施設で、指定管理者の企業が管理・運営。約3万8000平方メートルの園内には遊歩道が整備され、季節の花々や野鳥などを観察できる。芝生広場や遊具では体を動かせる。今年新設された小型・中型犬対象のドッグラン(約600平方メートル)では、愛犬のストレスや運動不足の解消を図り、利用者は愛犬にリードと犬用おむつを着ければ一緒に園内を歩ける。

 認定は6月21日付。高下義一園長は「公園としてワンヘルスの考え方を広める役割も担っていきたい。保護犬の譲渡会の開催なども検討している」と話した。


この記事をシェアする