一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」は、ライトアップされた北九州市小倉北区の小倉城を「日本夜景遺産」に選んだ。市内の夜景では、皿倉山(八幡東区)や門司港レトロ展望室(門司区)などに続いて9件目。
日本夜景遺産は、各地に埋もれている美しい夜景を発掘し、観光資源としてPRする目的で、同法人が認定している。今回は、全国から応募があった160か所の中から、同法人の「夜景マイスター」らの投票によって小倉城が日本夜景遺産の一部門である「ライトアップ夜景遺産」に選ばれた。
小倉城は2017年に夜間照明が改修され、天守閣の白壁や石垣が堀の水面に映り込む幻想的な景観を演出している。こうした夜景の特徴に加え、毎年秋に行われる「小倉城竹あかり」など様々な夜景観光の取り組みも評価された。
市観光課は「夜景を小倉城の新しい魅力として発信し、市内に点在する夜景スポットとともに周遊してもらえるようにPRしていきたい」としている。