福岡市で7月に開かれた水泳の世界選手権で3種目の決勝に進出する活躍を見せた鈴木聡美選手(32)（ミキハウス）の写真展が9月12日、出身地・福岡県遠賀町の町中央公民館で始まった。同選手権で撮影された力強い泳ぎなどの計35点を展示している。10月22日まで。
鈴木聡美選手の出身地・福岡県遠賀町で開かれている写真展
写真展は、遠賀町と読売新聞西部本社が主催。鈴木選手が同選手権の女子100メートル平泳ぎ予選で14年ぶりに自己ベストを更新して驚く様子や、50メートル平泳ぎ準決勝で水しぶきを上げて進む姿など読売新聞の25点と、声援に満面の笑みで応える姿などを撮影した同町の10点が並んでいる。
世界水泳で3種目決勝
鈴木選手は2012年のロンドン五輪で三つのメダルに輝いた。2年前の東京五輪出場は逃したが、地元開催の同選手権では100メートル、50メートルの平泳ぎと女子400メートルメドレーリレーでいずれも決勝に進んだ。
写真展会場を訪れた同町の主婦は「３２歳での活躍はすごい。表情が豊かな人ですね」と見入り、同町のアルバイト渡辺妙子さんは「喜ぶ表情がとてもすてきで、元気をもらった。（次の）パリ五輪もきっと出場できると思います」と語った。
会場では、町職員が手作りしたうちわや横断幕など同選手権で使った応援グッズも展示している。古野修町長は「私も現地で観戦し、底知れぬ力に胸が熱くなった。（写真を通じて）興奮と感動を味わっていただきたい」とコメントした。
午前9時～午後10時、入場無料。月曜休館（祝日の場合は翌火曜休館）。問い合わせは、同町生涯学習課(093-293-1326)へ。
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