北九州市出身の画家・松野一夫(1895~1973年)の作品展「没後50年 松野一夫展」の開会式が9月15日、同市小倉北区の市立美術館分館で行われた。作品展は実行委員会(北九州市立美術館、読売新聞社)の主催で、16日~11月12日に開かれる。
松野は小倉中(現・小倉高)の在学中に上京し、雑誌「新青年」の表紙絵や連載小説の挿絵を手がけた。会場には挿絵の原画をはじめ、パリに滞在した際の油彩画や晩年の水墨画など計約450点を展示する。
開会式では大庭千賀子副市長や松野の孫・岩井暢子さん(横浜市)らがテープカットを行った。岩井さんは内覧後、「祖父のいろんな作品が見られる機会になった」と話した。
観覧料は一般1300円、高校・大学生800円、小・中学生600円。問い合わせは同分館(093-562-3215)へ。