九州自動車道鳥栖ジャンクション―久留米インターチェンジ間で6、7月頃に開通見込みの「小郡鳥栖南スマートインターチェンジ(SIC)」への連絡道路として、福岡、佐賀両県が整備した県道鳥栖朝倉線(1.6キロ)が開通した。物流の効率化や新たな企業誘致など、地域産業の活性化への効果が期待される。
両県によると、新たな県道は、佐賀県鳥栖市の国道3号と福岡県小郡市の県道久留米小郡線の間を結んでおり、鳥栖側1キロ、小郡側600メートルの片側1車線。両県が2018年度から整備を進めていた。事業費は両県それぞれ約61億円。
開通したのは3月17日。県境付近で開かれた式典では、福岡県の服部誠太郎知事が「この地域は九州の交通の要衝であり、さらに利便性が向上し、活性化されることを願う」、佐賀県の山口祥義知事が「佐賀と福岡が連携し、無限の可能性があるこの地域を盛り上げていきたい」とあいさつ。テープカットの後、関係車両が通り初めをした。