食の専門家が集結!「学校給食応援団」が北九州市に発足

 北九州市は3月28日、市立の小中、特別支援学校の給食の質向上を図るため、市内の料理人や栄養学科などの大学教授らでつくる「学校給食応援団」を発足させた。専門的な立場から献立に助言し、料理人が考案したり、アイデアを加えたりした特別メニューを毎月、提供する。


発足式に出席した給食応援団のメンバーら


質向上へ、料理人らのメニュー提供

 メンバーは、和洋中の料理人や九州栄養福祉大など市内の大学や短大の教授、野菜の生産者、郷土料理「ぬかみそ炊き」の販売店の代表ら計10人。各大学・短大は年1回ずつメニューを監修するほか、日頃の給食の栄養素を分析し、子どもや保護者らのアンケート調査も行う。

 同日、市役所で発足式が行われ、武内和久市長は「子どもたちが幸せで楽しく育つため、給食の品質向上に取り組みたいと思っていた。皆さんの協力に感謝したい」と述べた。

 4月に提供される「牛肉のしぐれ煮どんぶり」を考えた八幡西区の和食店「まつ山」店主の松山照三さんは「子どもたちが食に興味を持ち、大人になっても学校給食がおいしかったと言ってもらえるよう、力を合わせてプロジェクトを進めたい」と意気込みを語った。


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