北九州市戸畑区の市立美術館本館で開催中の「足立美術館所蔵 横山大観展」(読売新聞社などの実行委員会主催)の来場者数が5月9日、3万人に達した。
同展では、近代日本画の巨匠・横山大観の名作50点を紹介。足立美術館(島根県安来市)の所蔵作品の中から、初期の代表作「無我」や円熟期の大作「紅葉」などを展示している。
3万人目となったのは福岡県遠賀町の主婦島田貴子さん。記念セレモニーで市立美術館の後小路雅弘館長から記念品の図録と「紅葉」の図柄の扇子を贈られ、「こういうことは初めてなのでうれしい。(大観の作品は)色合いの深さが好きです」と話していた。
5月19日まで。観覧料は一般1700円、高校・大学生1300円、小中学生900円。13日は休館。問い合わせは市立美術館本館(093-882-7777)へ。