宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機が採取してきた試料を公開する「小惑星イトカワ&リュウグウ ダブルサンプル全国巡回展」が、北九州市八幡東区の市科学館「スペースLABO」で開かれている。
試料は、探査機「はやぶさ」が2010年に持ち帰ったイトカワの大きさ0.0511ミリの粒子と同「はやぶさ2」が20年に持ち帰ったリュウグウの同2.87ミリの粒子。それぞれ拡大した画像をモニターに映している。同館の小林宏紀学芸員は「貴重なサンプルを同時に並べており、ぜひ見てほしい」と話している。
巡回展は全国13か所目となる最後の開催で、6月8日まで。観覧無料。問い合わせは同館(093-671-4566)へ。